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「お金がない」だの「使い方が分からない」だの長々と愚痴のオンパレード

デス書き込み

また、女帝が俺の部屋の入口に突っ立ってしつこくペラペラペラペラと捌け口にしやがって。
事の発端は、携帯をガラケーからスマホに変えたことだったが、契約するときに親父が勝手に機種料金がタダだからと外国製のスマホを親父と女帝の二人分契約したことだった。
そして女帝が、スマホの使い方が分からないと事あるごとに俺の部屋にやってきて部屋を占拠するテロリストのように居座って、「お金がない」だの「使い方が分からない」だの長々と愚痴のオンパレード。
そもそもうちの家族の最大の不幸は、後から重なってくるリスクを顧みずに、先に安価に手に入るものを選ぶという主義に固執していることだ。
俺だったら、多少最初に価格的に高いリスクを払って後に徐々に元を取っていく選び方をするけど、それすらうちでは許してくれないらしい。
うちのお墓だって、墓の土地代が安いというだけで急斜面を上った頂上に建てやがったが、その結果年を取って斜面を登る体力がなくなるという後のことまで考えなかったから墓参りすら行けていない有様だ。

結局、そういった自爆行為のしわ寄せを全部俺が負う羽目になる。
何で、俺が使っていない機種の使い方まで俺がレクチャーしなきゃいけない訳?
そのくせ、何度レクチャーしてもすぐ忘れて、それを俺が指摘するとまたいつもの常套句「何もかもあって覚えきらんのやー」。
女帝は、自分のダメさをわざわざ俺の部屋に乗り込んでしつこく捌け口にするから、もう俺は「人」という定義から外れてしまっているんじゃないかとさえ思えてきた。

俺は自分が間違った選択をした覚えがないというのに、何でこんなに家族の不甲斐なさの尻拭いをさせられる訳?

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