些細な言葉に怒り狂い、人の話を聞かず、訳の分からないことをわめきたてる

おじいちゃんが死んだらそうなるんじゃないかとは思っていたけれど、おばあちゃんは変わってしまった。
おじいちゃんの死を盾に人を不機嫌で支配し、悲劇のヒロインぶって、周囲の人間を自分に頭を垂れるだけの傀儡にしようとしている。
話の通じない老害ってやつだ。
今までわがままを聞いてくれたおじいちゃんがいなくなったから。
些細な言葉に怒り狂い、人の話を聞かず、訳の分からないことをわめきたてる。法事を手伝うと提案した母のことを罵り、首を締めようとした。
もう救いようがない。ボケてるわけでもないのが余計に救えない。
尊敬も感謝も横暴の前では無力だ。
早く死んでくれ。家族にこう願わなくてはならないのって十分不幸じゃないか。
今晩にでも首を括ってくれ。なんでこんなこと願わなきゃならないんだ。
自己犠牲に身を焼けない私は最低か？
おばあちゃん孝行出来ない私は人間のクズか？
それでもいい。死んでくれ。何でもいいから早く死ね。