また世界線の狂った妄想を抱いた女帝が俺にまとわりつく。
こんがらがったこんがらがったとおかしいわ、こちらの言うこと全部一蹴してこんがらがったまままとわりつくのやめて欲しいわ。
女帝の実家とうちの親父の実家までごっちゃになって、もう手が付けられない。
この頭のおかしさは規格外と言わざるを得ない。
まとわりつかれる俺は、ただでさえ女帝に対して方向を変えることすら皆無であり無力なのに、まだまとわりつかれて生活が一層破壊されていく。
確かに、親父がもう長くないのは分かっているにしても、このまま退院が叶わないのは本当に痛手だ。
規格外のキチガイと無敵を極める女帝、某大友アニメ映画の巨大クリーチャー化して暴走するアレのシーンにほぼ近づいているといっても過言ではない状況には、絶望以外何もない。

ああ、俺の生活が、また一日無駄に消えていく。