遂に俺は自慰まで連中に公開させられた

中学生のとき俺は父親に全裸で家の外に出されては同級生たちの見せ物にされた。
「友達が来てるぞ」
連れだって集まってくる男子の連中を、父親は俺の「友達」と呼んでいたが、そんなわけない。みんな俺の恥ずかしい姿を見たいがために集まって来ていただけだ。
体罰や虐待は小学生のときからだから、俺の全裸を見慣れている連中に遠慮や同情なんてものはない。
中学生になって陰毛が生えてきたり勃起したりするようになっても、父親に毎回泣きながら披露させられる俺を見て、連中は大喜びだった。
そして遂に俺は自慰まで連中に公開させられた。同級生の自慰なんて、まず見れるものじゃない。連中にしたら、父親公認のもと俺のいちばん性的な羞恥行為を堂々と見れるわけだ。そりゃ面白がって家に集まってくるよ。
「お前、意外と人気者だな」
ふざけんな。
俺の中学生時代には「友達」と過ごした楽しい記憶なんて全くない。
全部お前のせいだ。