もう嫌だ、いつまで女帝の愚痴の捌け口をやらされるんだ?

最悪だ、もうメッチャ最悪だ。
親父が脳卒中で運転免許の適正検査で落とされて免許を失ったことに加えて、女帝が今日運転免許更新時の認知機能検査でしくじった。
これで、自家用車を運転できるのは俺だけになってしまった。
つまり、女帝の運転手役を避けることは出来なくなった。
毒親デスノートの初期の頃に書いた悪夢の運転手役をこれからずっとやらされるのか?
俺が運転手をやれば、女帝はどんな嫌なことでも無限マシンガンのようにペラペラ話し出して俺はそれを止めることができない。
俺の所為じゃないのに、女帝や親父が試験をしくじったからだけだというのに。
理不尽だ、今日も早速認知機能検査をしくじったことについてペラペラペラペラ、自分がしくじったのを親父のせいにしてペラペラペラペラ。
俺は、そんな話など聞くつもりもないのに一方的に話しやがって。

俺は、運転手という名の奴隷に逆戻りなのか?
もう嫌だ、いつまで女帝の愚痴の捌け口をやらされるんだ?
俺の落ち度なんて、どこにもないというのに。