毒母は泣きじゃくり毒兄を置いていくなら私もと、毒兄をかばうように立ちはだかった

だいぶ昔、私が小学生くらいの頃の冬に家族で旅行に行った。場所は覚えていない。
家族で出かけると必ず毒父が怒って怒鳴って恥ずかしいから、楽しかったことは一度もない。
旅行では毒兄がトレーナーをワザと裏返しに着ていた。毒父の会社の先輩保養所に泊まってたから、毒父の知り合い？に「服、裏返しですよ」って小馬鹿にしたように笑いながら言われた。
保養所を離れ車で一面雪景色の畑？に来た時、急に毒父はキレて(おそらく息子のトレーナー裏返しを小馬鹿にされ笑われた時から怒りを抑えていた)、毒兄を車から引きづり下ろし気狂いのように「俺に恥をかかせやがって！」と怒鳴り散らし、毒兄にここから歩いて帰れと言い放った。毒母は泣きじゃくり毒兄を置いていくなら私もと、毒兄をかばうように立ちはだかった。
私は後部座席で遠くの樹々を見ながら「コイツら馬鹿か。早く終わんねーかな」と考えていた。そして、もし今の毒兄の立場が私だったら毒母は同じ行動をするだろうか？と考えていた。
何十年も経ったのに、一面雪景色を見ると未だに思い出す家族の恥事件。あの時私が刃物を持っていたら後ろから毒父のことを刺せたのに。コイツらと血が繋がっていることが呪わしい、皆んな死んでしまえと思った出来事の一つだった。未だに生きてる毒母、毒兄、早く死んでしまえ。