爪切りなどの嫌な作業は一切やらないので、猫どころか家族からも嫌われるのです

　今日も朝、父が部屋から出て来ないで物音一つしないのでもう死んでるんだと思って期待しております。今日こそ帰宅したら父が死んでいますように。

　…やはり帰宅したら父はいませんでした。今頃どこかで生きているんでしょうね。

　出先で病死することを期待しましたが、今日はいつもより早い20時40分に帰宅しました。

　いつもブツブツ言いながら帰って来るのに、何故だか今日は終始無言でリビングに一旦入ってから自室に行き、トイレに行ってからやっと手洗いしております。

きっと「どうしたの？」とこちらから心配して聞いて来ることを期待しているんでしょうが、父に関して1ミリの興味もないので、誰も相手にせずです。

　父に関して興味あることは、いつ死ぬのか。それのみです。

　しばらく無言を通していましたが、動物番組を見ながら徐々にいつもの調子を取り戻して、陰湿な発言を繰り返しています。

　
　番組の中で猫のいる島が取り上げられた時はポツリと「うちの猫は懐かない」と言い出しました。

　いいえ。父に懐かないだけです。

　父は、未だに武勇伝かのように語っているので悪いことをした自覚がないんでしょうね。誰もその現場を目撃していないし、父には何を言っても無駄なので相手にもしませんでしたが、飼い猫の子猫時代に

「弱いくせにかかって来るから、押さえつけて息を止めてやったら飛んで逃げて行ったわw」

　と虐待を面白話のように語っていたことを。

　だからうちの猫は5年経っても父を避けていますが、猫にまで嫌われるって余程の最低なのですね。

　だから好かれようと猫のご飯を誰にもやらせずに父がやりたがり、そのくせトイレの掃除や病院、爪切りなどの嫌な作業は一切やらないので、猫どころか家族からも嫌われるのです。

　今日は22時15分に自室に戻って行きました。早く帰って来たからか、飲酒の時間も量も増えているようで安心です。早く体を壊して、病気で即死してほしいです。

　死神様、明日こそは父が病死しますように。