足は本当に大変そうだし 友人もいない彼女は 外食も行けていないだろうから

最近膝の痛みが悪化し歩くのが辛そうな母

支払い買い物の用事があり準備をしていると

彼女もいそいそ準備をしだし
「お昼どっか食べに行くぅ？」

「あるよー！」
(連れていって、というお願いはできない)

足は本当に大変そうだし
友人もいない彼女は
外食も行けていないだろうから

お昼は蕎麦屋へ

「天そばとか食べるのほんと久しぶりぃ〜」

最近行った焼肉屋や知り合いの居酒屋でも

「焼肉食べたの久しぶりぃ」
「居酒屋きて食べたの久しぶりぃ」

夏の間これだけ連れ歩いているのに
言い方が卑しい。

一体何をアピールしているのだ。

喜ぶなら素直に喜べ
周りの席にも聞こえる大声で
自分が恥ずかしい。

この感じ、わかるだろうか。

「はえ？」

伝わらないようだ。

感謝の気持ちももてない奴に
以前のように会計を済ませてやったりはしない
自分で食べたものは自分で払わした。

買い物はここぞとばかりに
米やお茶の箱買いなど重いものを

自分は何一つとして持てないのに
持ってもらうという意識も一言もなく
上下山盛りになっていくカート

奴は歩くのが精一杯なので置き去りにし
車にどんどん運ぶ自分

先に積み終え車で待機をしていると
少し遅れて奴が車に乗り込む

「……だって駐車場歩くまで
人の邪魔にならないように
立ち止まって待ってたんだもん！」

ん、遅くなったことの言い訳？？

素直に
持たせてごめんね、待たせてごめんね
という場面ではないだろうか

期待してもいないから怒ってもいないのに
勝手に勘違いして寄越してきた
急な“でもでもだって(もん？)”に
不覚にも苛々してしまった

溜息混じりに本人に伝えるが
不貞腐れるのみ。

家に到着

「あややや〜」と謎の鳴き声をあげ
車を降り家に入っていく奴

荷物を運び込み終えたところで

真顔で一言

「…む、…ありがとさーん♪」

お前は錦鯉の長谷川か！

長谷川と違って面白くもない癒されない

これだからコイツと出かけるのがイヤなんだよ

よく「小姑！モラハラ！」
呼ばわりされるけど

間違ったことや理不尽なことは
言っていないはずだし

はっきりどうするべきかも
優しく伝えているほうだと思うんだけどなー

こんなのが母親とか恥だわ

年金もない
専業主婦と呼ぶには家事もできない
面倒を見てもらっている同居人に不快感を与える

恋人も友人もいない

子供には必要以上の見返りを求める

なんのために生きているんですか？