やはり毒親って不治の病なんだ、何も変わる気なんてないんだと思った
何も変わらなかった。
時間より早く到着したからロビーの椅子で担当者を待っているうちにどうしようもなく胃がムカムカして、夫に「やっぱり父の顔を見ると吐いてしまうかもしれないから、できれば父抜きで話してから私抜きで父と3人で話し合ってほしい」と言って、そうしてもらった。
予想していたことだけど、ああいう施設の人たちからすれば毒親の被害に遭っている当事者家族の話は単なる「しょうもない愚痴」として聞き流されるのだな、と。日々毒親の言動に悩み苦しんで、体調まで悪化している家族の気持ちなんてどうでも良くて、どこまでも高齢者の味方なんだなと。正直何しに来たんだろうと思って余計に惨めな気分だった。
結局私の味方はあの毒を共にかぶっている同居家族以外どこにもいないことを改めて知った。
先に一人で車に戻って、スマホで『毒親デスノート」を眺めていた。今日も毒親の被害に遭っている人たちがこんなにいるのに、国は高齢者の安楽死を認めようとはしない。本当は絶対に邪魔者だと思っているはずなのに、今日も格好つけて「高齢者に優しい社会とは…」云々と呑気な寝言をたれているのだ。
夫が戻って来て、何も言わずに車を出した。「どうだった?」と訊くと「こんなこと本当は言っちゃいけないんだけど、お前には本当に申し訳ないと思うんだけど……」と言った後、少し間があって、グッと唾を飲んで「あいつはクソだ」と言った。
その後に訊いた話はほぼいつも通り「俺は悪くない」「自分の家に帰って何が悪いんだ」「俺はもう自分のことぐらい自分一人でできる!」というものだったけど、ひとつ新しいオコトバを頂いた。「いいか、タカ(仮名)?アイツの話は半分以上がうそっぱちだ。真に受けて信じるな!」と熱弁されたそうだ。やはり毒親って不治の病なんだ、何も変わる気なんてないんだと思った。
これほどまでに父の詩だけを願い続けているのに、神にも仏にも先祖の霊にも見放されてるを頂いた。これで投稿21回目のはず。最多投稿の人ってどれぐらい投稿されてるんだろう。本当に、本当に、いつまで待てば毒親被害者の悲願は報われるんだろう……