ゴミ屋敷の家に戻ったとき、『雨風しのげるだけいいでしょ』って言い放って

あんたの娘はあんたと同じ道を辿ってますよ、淑子さん。嬉しいですか？一人娘一人娘って言ってる子は惨めさに明け暮れて過ごしてますよ。満足ですか？寝るところがあって、ご飯食べれて、今は養ってくれる人がいるからそれで良いですか？私が鳥羽の婆さんのところに身を寄せてるとき、どんな心境かも知ってるにも関わらず、どうしようもなくゴミ屋敷の家に戻ったとき、『雨風しのげるだけいいでしょ』って言い放って。今でも同じこと思ってるんでしょうね。義理親親族が大嫌いで疎遠、葬儀にも行かない。きっと貴女は、私はそんな風に育てた覚えはないって言うんでしょうね。私が死んだら私の苦しみ辛さが何事もなかったように過ぎていく。だから私がここに実名をあげてでも自分の生い立ちを書き記す。