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肉親が生活的に困難な怪我を負ったらしいと聞いても人間的に道徳的な感情すら起こらない

デス書き込み

自分の投稿が掲載されると驚いているのですが(汗)、しかも私の癖である分析思考の長文の中から「本質的な」ワードをタイトルに持ってくる辺り、運営の死神様、こう言う問題(心理、社会学等、人文系等)専門で勉強された方とかかな、と。
死神様の詮索は失礼なので、この辺りに。

「心理的に棄てると言う境地」。

父に関してその途中なのだが、母親に対して、
「心理的に棄てる」
と言う事が出来た。
現在では母が怪我などをしたと聞いても同情心などは全く起こらない、只、母の話題は不快なので辞めてくれと伝えるのみになった。
私は普段はHSPの可能性がある程、普段は他人の痛みに敏感で共感能力が高い、知人や身近な人が何かに痛み、苦しんでいると聞くと、自然なレベルで共感能力が働き、人の痛みを感じる。
例えば、このサイトの他のサバイバーの人々の投稿を見ると自然と心が痛む、無事を願わずにいられない。
と、通常モードの自分は他人の痛みに敏感だし、それは身内に対しても普通にそうだった。
母を「心理的に棄てた」後、母に対してそう言う「通常の親切心」が、全く起こらなくなった、消失している。
死んでも何も思わないか、僅かにしか感情が動かない可能性が高い。

はっきり言うが、これが「心理的に棄てる」と言う境地の実態だ。
一種の狂気である。
肉親が生活的に困難な怪我を負ったらしいと聞いても人間的に道徳的な感情すら起こらない。
これを「心理的依存からの治癒や回復」と呼ぶなら、「毒親からの解放」は一種の狂気だ。
だが今のところ、その方法しか見当たらない。
父に対しても私はこの一種の狂気の境地にまで到達する事を目指している。
前述した「否応ない愛着形成」を完全に振り切った状態が、この「棄てた」状態である。
医療系専門の友人も無理にその状態に行こうとすると危険だと言った理由がよく分かる。

「心理的に棄てる(諦めた)」状態は、これはどうしたらそうなれるのか、説明し難い。
先程は通常の人間的感情も湧かなくなる為、一種の狂気と表現したが、
「悟りの境地」である。
其処に至るまでには、泥沼の精神的葛藤と、愛着形成の名残による「期待」を繰り返す。
この内面作業は長期に及んだし壮絶である。
「いつか分かってくれるのではないか」「何処かでまだ愛情があるのではないか」と言う「期待」と、
「殺しても殺し足りない」と言う憎しみのアンビバレンスの間で激しく葛藤し、精神が引き裂かれる。
そして精神がある種の臨界点を超え、崩壊した後、
やっとその「棄てる、諦める」の境地に至る。

はっきり言って、一種のゲシュタルト崩壊を完膚なきまでに体験しないと、至れない。

自分の場合は機能不全家庭の毒(toxic)が重篤だった為か、そこまでの精神的作業に及んだ。
なので昨今よく出ている毒親本のタイトルの様な「棄てちゃっていいよ」と言う簡単でライトな作業ではなかった。
(あの辺りのキャッチーなフレーズは出版業界の裏を感じるのだが、余談失礼)。

なので母の方は心理的に「棄て」られたのだが、
「どうすれば棄てる境地になれるのか」
と聞かれたとしたら、論理だけでは説明し辛い、どちらかと言うと論理より感覚的である、と答えるしかない。
それとゲシュタルト崩壊や、通常の善良な感情の欠落を伴う可能性があるので、正直「かなり危険」。

毒親サバイバーで医療専門の友人Aの場合、
Aは10代の時期に毒母と精神的決別出来たのだが、これも概要を聞くだけで壮絶。
本人曰く中学時代「家庭内暴力」と言う程暴れた後、高校生から母親を「お母さん」ではなく名前で呼ぶ様にしたらしい。
身内と認識しない為に名前で呼ぶ様にしたらしいのだが、Aのこの行為は、Aも同意見であった前述の「否応ない愛着形成」を無理矢理断ち切った作業に相当する。
当時のAからは苦しんでいる雰囲気が直ぐに伝わって来ていた。

長くなったが、そのぐらい「棄てた境地」に達するのは難しいし、ハウトゥー的なマニュアル化出来る方法がない。
個人差はあると思うが、壮絶な内面作業も覚悟した方が良いと思われる。
(あっさり棄てられる人はそれでOK)。

「棄てる境地」の時の精神状態だが、抽象的な表現にしかならないのが申し訳ないが、
自分の中で何かがプツンと切れる様な、
大きな柱がなくなる様な、
何か大きな喪失感が伴う。
暫く絶望感に支配される。
自分の中で母親が「心理的に死んだ」のだと思う。
正直に言うと、その喪失感や絶望感の時期を越えると楽だ、何も感じなくなる。

その「自己の内部での精神崩壊」に挑戦できるなら、
この方法はお勧めする。

一種の「通過儀礼」的な痛みがある。
耐える事は出来ず「壊れる」事は前提である。

昨今の毒親本などで「毒親からの回復方法」と紹介されているメソッドは、この「痛みや自己崩壊」のプロセスは書いていない傾向が強いと思われるので注意されたし。
ぶっちゃけ言うとこのプロセス書いたら本が売れなくなるから書いてないと思われる。

自分は一度このプロセスを知ってしまったので、今現在は父でこの通過儀礼に挑んでいる途中。
いつその境地に至れるか分からないが、覚悟はできているのでもう一回死んでくる。

今回も長文、申し訳ないです(運営の方に凄い申し訳ないと思いつつ、このサイトの存在に感謝しています)。

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